先日、あしがらロープスコースにて2日間の研修プログラムを実施しました!
団体様は埼玉県に本拠地を置く、
チャレンジリーグで優勝し、なでしこリーグ2部に昇格した「FC十文字VENTUS」様です。
(※許可を得て写真を掲載させていただいております)
チームスローガン「凌駕」を掲げ、新チーム体制としてスタートしてから1週間、「チームビルディングを通してチームの結束を図りたい」といった目的で実施をしました。
目標はズバリ、「なでしこ2部リーグのトップ3」です!!
<1日目>
冬のあしがらロープスコースで、研修プログラムがスタートしました!
会って1週間しか立っていないメンバーの関係性をほぐすために、アイスブレイクから始まります。
明るく積極的に参加する選手たちのおかげで、場は大盛り上がり!
緊張がほぐれてきた所で、いよいよ本番の課題解決に突入です!
・①トローリー(ムカデ競争のようなアクティビティ)
バラバラだった息が徐々に合っていきます…!
しかし時間内に達成できず…。
・②オールアボード(みんなで小さな台に乗り込む)
お互いを支え合います。(寒さの厳しいコースでは温かくなれる数少ない活動です…!)
その流れで…
・③ニトロクロッシング(ターザンロープで島から島へ)
最後の方はゴール台のスペースがほぼありません…。
達成はできませんでしたが、チームに必要な課題を見つけたようです。
・④ウォール(壁越え)
1日目ラストは全員で壁を越えます。自分たちで設定した目標時間を大幅に上回りクリア!
出来ないと思っていたことが、出来るに変わる瞬間を体験されました。
※活動終了後は宿泊施設の「足柄ふれあいの村」へ移動。
<2日目>
従来の予定では2日間野外の施設で実施予定でしたが、なんと朝から雪!
そのため体育館に移動して2日目をスタートしました。
・⑤トラストシークエンス
→地蔵倒し(2人~3人組)…身体を委ねる練習
→トラストフォール…後ろ向きで手のベッドに向かって90度倒れる
後ろ向きで倒れる行為であるこの活動は、メンバー間の信頼なくしてできない活動です。
チャレンジャーは、いかにメンバーを信じて倒れるとコミットできるか、
メンバーは、いかにチャレンジャーが安心できる場づくり・声かけができるかが求められます。
これから倒れる不安や緊張感が、倒れて受け止められた安心感に変わった時、中には涙ぐむ選手も。
後ろ向きで倒れる「未知」と、これからシーズン通して新しいリーグで戦う「未知」には、どこかつながる点があるのかもしれません。
・⑥パンパ―プランク/パンパ―ポール
(目の前の空中ブランコに向かって一歩踏み出す)
天気が回復したため、お昼を挟んで再び野外に移動。
2日間の集大成には、PAの代名詞ともいえるパンパ―系の活動を実施しました。
(選択制により二手に分かれて実施)
一見、バンジージャンプにも見えるこの活動は、そのままチャレンジしてしまえば単なるアトラクションで終わってしまいます。
そのため始める前にチャレンジャーには、
・「チームでどんな結果を出したいのか」
・「どんな選手になりたいのか」
等、空中ブランコを現実の「目標」に見立ててもらい、メンバーに宣言してもらいました。
そしていよいよ本番。
8ⅿの台を歩いてジャンプするパンパ―プランク。
歩くたびに揺れる台に、チャレンジャーの肝が試されます。
一方のパンパ―プランクでは、柱の天辺に立ち上がる恐怖が…。
「立つ!」と腹をくくるチャレンジャーの雄姿に、メンバーの声援にも自然と熱が入ります。
そして…
「3.2.1…」
チャレンジャー1人1人が、目標に向かってチャレンジする度に、大きな歓声が森の中に響きました。
降りてきたチャレンジャーは、全員の前で感想を伝えます。
・「すごく怖かったけど、みんなの『頑張れ』は励みになった」
・「(掴めなくて)すごく悔しい!もう一回やりたい(笑)」
話すその姿は、嘘偽りのない本当の気持ちそのもの。
チャレンジャーのあふれ出る感情に、聞いているメンバーは涙する一面も…。
そうして、(監督・コーチ陣も含む)全員が無事にチャレンジを終え、研修は終了となりました。
選手の変化を見ていた監督さんからは、
「あそこまで本気で仲間に声援を出せるのはすごかった。何かが変わるきっかけになったと思います」
「また今年の夏頃にも是非来させたいです」
等、とても嬉しい意見をいただけました。
この2日間の体験で選手たちは、 様々なことを体験しました。
支援させていただいた私たちファシリテーターとしても、
・「2日前とは活動に取り組む顔つきが変わった、聴くときの姿勢がかなり変わってきた」
・「切り替えに課題感があった1日目に比べ、2日目はメリハリある取り組み姿勢となった」
・「恐怖心に打ち勝つ一体感が、チームに生まれていた」
といった成長を感じられるほど、大きな変化を感じていました。
ここでの体験が今後のプレーやチームにどんな影響をもたらしていくのか…
今後の選手たちの活躍がとても楽しみです!
以上、チームビルディングレポートでした。(どぅーん)